冬虫夏草

 

冬虫夏草

冬虫夏草

 

 2015年読了2冊目。

 

綿貫という主人公、あれ?どこかで出てきた人だなと思ったら、

「家守綺譚」の主人公やった。

各章が植物の名前で、その植物が話に絡む。

で、前半と後半で、流れが異なる。

クスノキから柿までは家の守をまかされている山科の高堂の家での話。

ショウジョウバカマからは犬のゴローを探しに鈴鹿山系へ出向く話。

河童が出てきたり、狸が出てきたり、竜が出てきたり、

イワナが出てきたり…、そこはもう梨木ワールド。

昔はほんとにそうしたものが、私たちの横で

人間のふりをして生活していたんじゃないかと思ってしまう面白さ。

それにしても、滋賀弁満載やなぁ。

京都の人は「そやさかいに」って言うところ、

滋賀の人は「そやさけ」って言うのよね。

 

家守綺譚 (新潮文庫)

家守綺譚 (新潮文庫)

 

 

 

 

海うそ

 

海うそ

海うそ

 

 2015年読了1冊目。

 

 

(以下、少々ネタばれあり。)

昭和の初め、南九州にある遅島(たぶん架空の島?)を

人文地理学の研究者が訪れる。

梨木香歩さんが作り出す遅島の地形、気候、風土。

どれもが文章を通じて、肌に感じられるようだ。

とくに寺の廃墟のあとは、なんだか天空の城ラピュタのようで

空虚な風がそこを吹き抜けて行くさまを感じた。

そして、50年後の島。

50年の時がどのように島を変えたのか。

ついさっきまで50年前にいた私(読者)は、

現在になかなか頭がついていかなかった。

50年時を経た自分が再びそこを訪れるという感覚が。

さらっと読むには不向きな本。

もう少しじっくり読んだほうがいいのかもしれない。

(といいつつ、貸し出し期限が来たので返却しなくては。)

 

世界で一番美しいイカとタコの図鑑

 

世界で一番美しいイカとタコの図鑑

世界で一番美しいイカとタコの図鑑

 

 イカの幼体が何ともカラフルで可愛らしい。

ヤリイカケンサキイカの幼体はまるでステンドグラスのよう。

そして空飛ぶイカや群れなすイカにも驚いた。

タコは…透明なタコもいるんだって。

(でも、イカのほうが可愛いかもしれない…^-^;)

あめがふるときちょうちょはどこへ

 

あめがふるときちょうちょうはどこへ (世界の絵本ライブラリー)

あめがふるときちょうちょうはどこへ (世界の絵本ライブラリー)

 

 今日のような嵐の日には、昨日見たチョウチョ(アサギマダラ)は

いったいどこにいるのだろう…と、思ってしまう。

ふと、この絵本のことを思い出しました。

いちょうの実(宮沢賢治)

 

おきなぐさ;いちょうの実 (日本の童話名作選)

おきなぐさ;いちょうの実 (日本の童話名作選)

 

 今日、京都御苑に行ったら、

いちょうの実がもういっぱい落ちていました。

落ちている実を見ながら、思い出したのは

宮沢賢治の「いちょうの実」。

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このこたちももうすぐ旅立ちの日?

すいとうにはっか水を用意した子はいたのかしら…?