絵本

春の主役 桜

桜がやっと咲きだしました。 今年の桜は早いと言われていたのに、ふたをあけてみれば例年より遅い開花です。 この「春の主役 桜」という本は桜の木のことがわかる一冊です。 ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種だそうです。 そしてクローンだと…

スイミー✖️チロルチョコ🍫

ファミマ限定のスイミー✖️チロルチョコがあるのを知って、ちかくのファミマに行ってきました。 スイミー ちいさな かしこい さかなの はなし レオ・レオニ/作 谷川俊太郎/訳 好学社 1969 チロルスイミーは全部で10種類。 絵柄をストーリー順に並べてみま…

「おてんきのあじ」から「くんちゃんとにじ」へ

ソハ・リムさんというアムステルダム在住の韓国の方が描いた絵本。「おてんきのあじ」ってなんだろう?と気になって、図書館でリクエストしていたのがやっと順番が回ってきました。 表紙のうさぎのミロとソナタはつい最近、引っ越してきたばかり。 ソナタは…

ブルーナ絵本展 ーぼりす そらをとぶー

大丸京都店で開催されているブルーナ絵本展にいってきました。 ブルーナさん、実にたくさんの絵本を手掛けられていたのですねぇ。 いわゆるブルーナカラーというのがあって、赤、青、白、緑、黄色が彼の絵本のカラーです。のちにぞうを描くための灰色と、く…

ねことワルツを

フジコ・ヘミングさんが絵を描いてるというので手に取った絵本です。 出版社からの依頼から実に10年の年月を経て出来上がった絵本らしい。(コロナ禍で絵を描く時間ができたとかで、実現したそうです。) フジコさん、絵心も持っておられるんだと思ったら…

水仙月の四日

先日、鴨川沿いにある花壇に3月になってから水仙がやっと咲き出しました。 その水仙を見ていたら、宮沢賢治の「水仙月の四日」を思い出し、やっぱり手元におきたいと思って、黒井健さんの絵のミキハウス版をお取り寄せしました。 黒井健さん版の「水仙月の四…

画本 宮沢賢治「やまなし」(追記あり)

久しぶりに「やまなし」を読みたくなって、本棚から取り出しました。 この画本宮沢賢治の「やまなし」は、小林敏也さんの画がとても美しくて、本当に幻燈を見ているような気分になります。水底にいるカニのつぶつぶの泡の流れ、そしてぷくぷくいう音も聞こえ…

「ヨシ」ー3万7千キロをおよいだウミガメのはなし

リチャード・ジョーンズの描いた絵本を追っての第4弾は「ヨシ」という日本の名前をもつアカウミガメの話です。 この話の前半(ヨシが保護されるまで)は、たぶんこうであっただろうというフィクションですが、後半の話は実際にあったお話です。 前に「月の…

風車小屋ねこカッチェ

猫の絵本特集の記事を書く時に、過去のえほんmemoを読んでいたら、詳細は書いてなかったんだけれど「風車小屋ねこカッチェ」を図書館から借りてきたという記述がありました。はて?20年前に借りた記憶、まったく残ってないんだけれど、^-^; でも絵はニコラ…

いろってなあに?

「猫の絵本」特集で、プロベンセン夫妻の「いろいろこねこ」という絵本をご紹介いたしましたが、この「いろってなあに?」も、このお二人が描いた色の絵本です。 (ずいぶんと筆のタッチが違います。初期はこのようなタッチで描かれていたのでしょうかね?)…

「ふくろうくん」から「月のふしぎ」

先日、Instagramでフォローしている方が「ふくろうくん」を取り上げていたので、その流れで私も久しぶりに本棚から取り出してみました。 この本が我が家に来た経緯はわすれたのですが、たぶんどこかのブッククラブで来たのだと思います。(←自分で手に取って…

「やっぱり猫が好き」な絵本 ー絵本の小径からー

やっぱりネコの絵本がすきなの♪ この記事は昔作った「風のなかー絵本の小径ー」というタイトルのHPに載せていたものです。生協のインターネット事業からの撤退に伴い、こちらに記事を移すことにいたしました。まだムスメが幼稚園生だった頃、その当時に読ん…

「こねこのトムのおはなし」から「ひげのサムエルのおはなし」 ーえほんmemoよりー

私の中で2月のテーマになっている「猫の絵本」、今回はピーターラビットの絵本シリーズからです。(1冊は猫とは関係のない本も混じってますが…^-^;) 先日、過去に書いていた「えほんmemo」を読んでいたら、幼稚園の頃のムスメに「こねこのトムのおはなし」…

ルリユールおじさん

久しぶりに本棚から出してきました。 いせひでこさんの「ルリユールおじさん」です。 過去のえほんmemoを見ると、買った当時の感想が出てきました。 久しぶりに絵本を買いました。いせひでこさんの新作です。ページをめくると、パリの香りがします。「RELIEU…

ねことことり

表紙には、花に囲まれて枝を持つ猫さん。 そのとても細密な絵に惹かれて、手に取った1冊です。 本を開くと、まず飛び込んでくるのは「ねことことり」と題がある見開きのページ。まるで、映画のオープニングのようなはじまりです。(風の音にまじって、三輪…

チョコレート屋のねこ

今月、私の中でテーマにしている猫とチョコレートの絵本です。 その名も「チョコレート屋のねこ」。まさにぴったりな絵本、^-^ 山と海に挟まれた小さな村に、小さなチョコレート屋がありました。チョコレート屋のおじいさんは猫と暮らしていました。村はこれ…

「キャッツ ーボス猫・グロウルタイガー絶体絶命ー」と「魔術師キャッツ」

2月は猫の本が読みたくなります。 そんなわけで、長らく本棚に仕舞い込んでいたル・カインの「キャッツ」と「魔術師キャッツ」を棚から取り出してきました。 この2冊はT.S. エリオットが書いた猫の詩にル・カインが絵を描いた絵本です。 そう、この絵本はミ…

ガラスのなかのくじら

「キツネのはじめてのふゆ」「山はしっている」に続いて、リチャード・ジョーンズの絵本を追って、この本を借りました。 ガラスのなかのくじらのウェンズデーはガラスのなか、つまり水槽にすんでいて、この中しか知りません。 でも、ある日、遠くの遠くに、…

ひと粒のチョコレートに

先日、恵文社で、junaida さんサイン入りの「ひと粒のチョコレートに」を手に入れました。 もともとこの本は福音館書店の「たくさんのふしぎ」のペーパーバックだった本です。でも、「たくさんのふしぎ」のハードカバーという形ではなく、あらたな絵本として…

ティーカップ

"あるところに、ふるさとでくらせなくなった男の子がいました。 生きていけるところを、あらたにさがさなくてはなりません。 男の子のカバンのなかには、1さつの本と、1本のビンと、 1まいのもうふが、はいっていました。 それに男の子はティーカップもひ…

みずたまレンズ

本日、2本目の投稿です。 雨の日にはついつい、みずたまレンズを探してしまいます。 昨日も雨の中、靴がすっかりぬれてしまっているけれど、 白梅のところにとどまって、みずたまの写真を撮りました。 そして、こんな日は必ず今森光彦さんの「みずたまレン…

山はしっている

先日借りた「キツネのはじめてのふゆ」を描いたイラストレーター、リチャード・ジョーンズ氏の絵本をもう1冊借りてきました。 山はしっている 作者:リビー・ウォルデン 鈴木出版 Amazon 山はしっている リビー・ウォルデン/作 リチャード・ジョーンズ/絵 …

春の足音ー絵本の小径からー

土の中から、ほらっ、つんと小さな芽が出てきた。 風のなかにも、ふと優しい空気・・・ そぉっと、そぉっと、春は近づいてくる。 この記事は昔作った「風のなかー絵本の小径ー」というタイトルのHPに載せていたものです。生協のインターネット事業からの撤退…

こねこのチョコレート

2月になると、チョコレートと猫のお話が読みたくなります。^-^ で、そのふたつを兼ね合わせた本がこの「こねこのチョコレート」です。 この本の日本語版が出たのは、2004年ですが、もともとのお話が書かれたのは1964年なので、古き良き時代のイギリスという…

まゆとおに ーやまんばのむすめ まゆのおはなしー

明日が節分なので、やっぱり鬼の話をひとつ。 これは「やまんばのむすめ まゆのおはなし」の1冊です。 我が家にあるのはこどものとも517号(1999年4月1日発行)のペーパーバックですが、このお話はハードカバーになっています。 ある日、まゆは雑木林の…

ふゆとみずのまほう こおり

まるでくらげのような氷の表紙に惹かれて手に取りました。 このくらげのような氷の正体は、中を見ていくとわかるのですが、 とりあえず、自然が作る氷の造形はおどろくものばかりです。 ふゆとみずのまほう こおり (ふしぎいっぱい写真絵本) ポプラ社 Amazon…

キツネのはじめてのふゆ

やさしい顔つきのキツネの絵に惹かれて、図書館で借りました。 まだ若いキツネのお話です。 ひとひらの雪がふってきて、キツネは冬が来ることを知ります。 そして「ぼくは、なにかしなくていいのかな?」と考えます。 それに対して、いろんな生き物がキツネ…

レイチェル・カーソン物語

レイチェル・カーソンの伝記絵本が出ているのに気がついたので、図書館から借りてきました。 私にとってレイチェル・カーソンは「センス・オブ・ワンダー」な人というイメージです。 子どもを育てていた時、ふとした時に季節を感じたり、不思議を感じたり、…

The World of Peter Rabbit  by Beatrix Potter  The Complete Collection of Original Tales 1-23 

この間、ピーターラビットシリーズのりすのナトキンのおはなしを新旧読み比べ(福音館書店版と早川書房版)をしていたら、歌のところの訳の印象がずいぶんと違うので、どうしても原書を読みたくなってしまいました。 そこで某ネットの本屋さんで英語版を探し…

「海とそらがであうばしょ」と「わたしのおふねマギーB」

表紙の真ん中にでーんといるシロナガスクジラに金色の羅針盤が重なる印象的な絵に惹かれて手に取りました。 フィンは海のそばでくらしていました。 おじいさんから「ずうっと ずうっと とおくにな、海とそらがであうばしょが あるんだよ」と聞いていました。…