La maquilleuse ラ・マキユーズ 〜ヴェルサイユの化粧師〜

スマートニュースだったと思うのだけれど、たしかレタスクラブの記事で、「La maquilleuse ラ・マキユーズ 〜ヴェルサイユの化粧師〜」が紹介されていました。

ちらっと読んで面白そうだったので、電子書籍で購入。

お正月休みに一気読みしました。

うん、面白かった。

化粧品メーカーに勤める主人公が仕事でフランスに行くのですが、その時に18世紀にタイムスリップしてしまいます。

その当時、実在した髪結師レオナール・オーティエと出会い、そこで彼女は持っていた現代の化粧品と自分が持ちうる化学の知識をもとに、化粧師としてやっていくことに。

ルイ15世やデュ・バリー夫人、そしてマリー・アントワネットなどが登場。ベルバラ世代にはなじみのある時代です。当時の化粧やファンション、女性に対する常識などの中で生きていく主人公。

ずっとフランスでストーリーが続いていくのかと思いきや、話の後半、いきなり舞台はオーストリアに移ります。ここのエピソード(マリー・アントワネットのけが)は史実ではなく、作者のオリジナルらしいですが。マリー・アントワネットの姉にあたるマリア・アンナさん、とても賢い方だったんですね(これは史実として本当らしい)。史実とオリジナルの絡ませ方が上手だと思いました。

そして再び舞台はフランス、いよいよヴェルサイユへ。

最後はもう少し丁寧に描いてもらいたかったという気持ちもあるけれど、なんとか5巻でうまくまとまっています。

(最後のほうのエピソードは、某タイムスリップ映画のオマージュ?とも思ったけれど、^-^;)