日本の絵本

春の主役 桜

桜がやっと咲きだしました。 今年の桜は早いと言われていたのに、ふたをあけてみれば例年より遅い開花です。 この「春の主役 桜」という本は桜の木のことがわかる一冊です。 ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種だそうです。 そしてクローンだと…

ねことワルツを

フジコ・ヘミングさんが絵を描いてるというので手に取った絵本です。 出版社からの依頼から実に10年の年月を経て出来上がった絵本らしい。(コロナ禍で絵を描く時間ができたとかで、実現したそうです。) フジコさん、絵心も持っておられるんだと思ったら…

水仙月の四日

先日、鴨川沿いにある花壇に3月になってから水仙がやっと咲き出しました。 その水仙を見ていたら、宮沢賢治の「水仙月の四日」を思い出し、やっぱり手元におきたいと思って、黒井健さんの絵のミキハウス版をお取り寄せしました。 黒井健さん版の「水仙月の四…

画本 宮沢賢治「やまなし」(追記あり)

久しぶりに「やまなし」を読みたくなって、本棚から取り出しました。 この画本宮沢賢治の「やまなし」は、小林敏也さんの画がとても美しくて、本当に幻燈を見ているような気分になります。水底にいるカニのつぶつぶの泡の流れ、そしてぷくぷくいう音も聞こえ…

「ふくろうくん」から「月のふしぎ」

先日、Instagramでフォローしている方が「ふくろうくん」を取り上げていたので、その流れで私も久しぶりに本棚から取り出してみました。 この本が我が家に来た経緯はわすれたのですが、たぶんどこかのブッククラブで来たのだと思います。(←自分で手に取って…

「やっぱり猫が好き」な絵本 ー絵本の小径からー

やっぱりネコの絵本がすきなの♪ この記事は昔作った「風のなかー絵本の小径ー」というタイトルのHPに載せていたものです。生協のインターネット事業からの撤退に伴い、こちらに記事を移すことにいたしました。まだムスメが幼稚園生だった頃、その当時に読ん…

ルリユールおじさん

久しぶりに本棚から出してきました。 いせひでこさんの「ルリユールおじさん」です。 過去のえほんmemoを見ると、買った当時の感想が出てきました。 久しぶりに絵本を買いました。いせひでこさんの新作です。ページをめくると、パリの香りがします。「RELIEU…

ねことことり

表紙には、花に囲まれて枝を持つ猫さん。 そのとても細密な絵に惹かれて、手に取った1冊です。 本を開くと、まず飛び込んでくるのは「ねことことり」と題がある見開きのページ。まるで、映画のオープニングのようなはじまりです。(風の音にまじって、三輪…

ひと粒のチョコレートに

先日、恵文社で、junaida さんサイン入りの「ひと粒のチョコレートに」を手に入れました。 もともとこの本は福音館書店の「たくさんのふしぎ」のペーパーバックだった本です。でも、「たくさんのふしぎ」のハードカバーという形ではなく、あらたな絵本として…

みずたまレンズ

本日、2本目の投稿です。 雨の日にはついつい、みずたまレンズを探してしまいます。 昨日も雨の中、靴がすっかりぬれてしまっているけれど、 白梅のところにとどまって、みずたまの写真を撮りました。 そして、こんな日は必ず今森光彦さんの「みずたまレン…

春の足音ー絵本の小径からー

土の中から、ほらっ、つんと小さな芽が出てきた。 風のなかにも、ふと優しい空気・・・ そぉっと、そぉっと、春は近づいてくる。 この記事は昔作った「風のなかー絵本の小径ー」というタイトルのHPに載せていたものです。生協のインターネット事業からの撤退…

まゆとおに ーやまんばのむすめ まゆのおはなしー

明日が節分なので、やっぱり鬼の話をひとつ。 これは「やまんばのむすめ まゆのおはなし」の1冊です。 我が家にあるのはこどものとも517号(1999年4月1日発行)のペーパーバックですが、このお話はハードカバーになっています。 ある日、まゆは雑木林の…

ふゆとみずのまほう こおり

まるでくらげのような氷の表紙に惹かれて手に取りました。 このくらげのような氷の正体は、中を見ていくとわかるのですが、 とりあえず、自然が作る氷の造形はおどろくものばかりです。 ふゆとみずのまほう こおり (ふしぎいっぱい写真絵本) ポプラ社 Amazon…

しもばしら

昨日、朝の散歩で霜柱をみつけました。 そこで懐かしいかがくのとも「しもばしら」を取り出して見ています。 霜柱というのは、地面近くの水が冷たい空気に触れて、小さな氷の粒になるところからはじまるそうです。 それが、どんどん地面から上に向かって(氷…

雪の季節の絵本たち ー絵本の小径からー

ふと空気の中に、今からやってくるよ・・・という気配がした。 窓のそとを見ると、ちらほらと雪が舞い降りてきた。 窓を開けると、つんとした冷たい空気、そしてほぉ~っと白い息。 部屋の中では、ほんのり甘いココアの匂い。 この記事は昔作った「風のなか…

こよみともだち

年のはじめに読むのにいい絵本です。^-^ こよみの家が12軒、みんな家の戸を閉めて、ひとりぼっちで住んでいました。 としのはじめの1がつさん、正月料理をそろえたけれど、ひとりぼっちじゃつまらない。 そこで、1月さんはともだちを探しに出かけました。…

ぼくはいったいどこにいるんだ

ヨシタケシンスケさんの発想えほんシリーズの5冊目です。 おつかいをたのまれたけど、おかあさんのかいた地図がさっぱりわからないゆうくん。途中で出会ったみーちゃんのママがちずに書き足してくれたので、無事おかいものができた…というエピソードからは…

おもちのきもち

かがくいひろしさんが50歳で絵本作家としてデビューをした本。 たごさくさんちのおもちつきの様子からこの絵本ははじまります。 「おもちだって、いろいろなやみがあるんです。」って、カバーの見返しにかいてあるとおり、何やら鏡餅にも悩みはあるようで……

まゆとりゅう

ネットが縁で知り合った20年来の絵本友だちが、SNSで福音館書店が「まゆとりゅう」をあげていたよとお知らせくださった。 ああ、そういえば、まゆのおはなしにそんなお話があったなと本棚を探す。 「まゆとりゅう ーやまんばのむすめ まゆのおはなしー」(こ…

ピアノ

いせひでこさんの新刊です。 いせひでこさんはこれまでもチェロを題材にした絵本を描いておられましたが、ピアノを題材にしたものは、今回がはじめてだそうです。 夏休みのおわりに、のんちゃんはおかあさんとふたりで、となり町からひっこしてきました。す…

あきのおさんぽいいものいくつ?

もうすっかり冬になってしまったけれど、図書館で予約リクエストかけて手元に来たのがつい最近なため、今頃書くことになってしまいました、^-^; この本は月刊「ちいさなかがくのとも」で出ていたものをハードカバーにした絵本です。ちいさなかがくのとも出身…

かがくいひろしの世界

「かがくいひろしの世界」は、今、巡回している「日本中の子どもたちを笑顔にした かがくいひろしの世界展」の内容に沿った本です。 かがくいさんは50歳で絵本デビュー、4年間後、膵臓がんでお亡くなりになるまでに16冊の絵本を出されました。 この「か…

りんごかもしれない

前にプレジデントFamilyの夏号を読んだ時に知った絵本作家「ヨシタケシンスケ」さんの「りんごかもしれない」を図書館で借りました。 りんごかもしれない 作者:ヨシタケシンスケ ブロンズ新社 Amazon ”あるひ、がっこうからかえってくると… テーブルのうえに…

秋の実り「おいも」の絵本 ー絵本小径からー

秋といえば、実りの秋。 おや、幼稚園や保育園では芋掘りに出かけるようですよ。^-^ こちらは以前「風のなかー絵本の小径」のえほんmemoに載せていたものです。 いずれの本も2023年11月現在、出版されていますので入手可能です。 おいもの絵本はやっぱり人気…

もこ もこもこ

先日、あさイチのプレミアムトークで 蒼井優さんがお子さんに読んでる絵本を紹介されていた。 その一冊が「もこ もこもこ」 あ、私と最初の「もこ」を読むイントネーションが違う。 私は最初の「もこ」の語尾をあげるのだけど、 蒼井優さんは平坦に読んでた…

14ひきのおつきみ

ポケットえほん 14ひきのおつきみ (14ひきのポケットえほん) 作者:いわむら かずお 童心社 Amazon 十五夜の夜に読む。 この樹の上のお月見台でお月見がしてみたい。

おくなぎさ、いちょうの実(宮沢賢治)

おきなぐさ;いちょうの実 (日本の童話名作選) 作者: 宮沢賢治,たかしたかこ 出版社/メーカー: 偕成社 発売日: 1992/05 メディア: 大型本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 今日、京都御苑に行ったら、 いちょうの実がもういっぱい落ちていました。 …

チェロの木

チェロの木 作者: いせひでこ 出版社/メーカー: 偕成社 発売日: 2013/03/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 森をぬける風の音、鳥の声、そしてチェロの奏でる音色、 まるでその場にいるように、 それが聴こえてくるような絵本でした。