ねことワルツを

フジコ・ヘミングさんが絵を描いてるというので手に取った絵本です。

出版社からの依頼から実に10年の年月を経て出来上がった絵本らしい。(コロナ禍で絵を描く時間ができたとかで、実現したそうです。)

フジコさん、絵心も持っておられるんだと思ったら、お父様がスウェーデンの方で画家だったそうで。

音楽家のお母様と画家のお父様、芸術家一家だったのですね。

そして、表題の「ねことワルツを」という詩と絵は、お父様とのどうやら最後の夜のことのようです。読んでいると少し胸がきゅっとなりました。

(お父様、日本に馴染めず本国に帰ってしまわれたそう)

全編、石津ちひろさんが絵にあった詩をつけておられます。

ねことワルツを フジコ・ヘミング/絵 石津ちひろ/文 福音館書店 2022

 

フジコ・ヘミングといえば、やっぱり「ラ カンパネラ」♪

90歳を超えてなお、現役でコンサートをされているのがすごいですね。