かがくいひろしの世界展 @神戸ファッション美術館

日曜日、神戸ファッション美術館ではじまった「かがくいひろしの世界展」をみにいってきました。 小さな子どもたちに大人気な絵本の作家さんだけあって、来場者は小さなお子さんを連れた親子連れが多かったです。 (私はムスメと二人で、^-^;) ↓前回、この…

ほしをつるよる

韓国の作家による絵本。 この絵本の作家、キム・サングンは絵本の巻末に 「言葉にしなくても 相手のことを 理解しようとする 大切な 気持ちを 描こうと しました。 世の中の すべての<ひとり>が 集まって、思う存分 遊んで その力で ぐっすり寝られること…

ほたるのひかりかた(かがくのとも2022年6月号)追記あり

2022年の「かがくのとも」6月号は「ほたるのひかりかた」という本でした。 今ちょうど蛍の季節なので、久しぶりにこの本を手に取りました。 蛍のひかりかた、メスとオスでは違いがあるそうです。 この本ではメスとオスの違いについて詳しく解説されています…

クロワさん 

「進々堂」さん、創業110周年なんだそうです。 友人が110周年記念で配布されているいしいしんじさんの「クロワさん」を持ってきてくれました。 いしいしんじさん、京都在住の作家さんだそうです。 今までも3作、進々堂さんのために書き下ろしを書かれ…

「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」

ふだん、本屋大賞などの小説を読むことはないのだけれど、他の方のブログで舞台が滋賀県大津市だと知って、思わず電子書籍をポチった。 そしてさくさく読めるので、二冊を一気読み。^-^ 作者、どれだけ「大津」、いや「膳所(ぜぜ)」、いや「におの浜」が好…

春の主役 桜

桜がやっと咲きだしました。 今年の桜は早いと言われていたのに、ふたをあけてみれば例年より遅い開花です。 この「春の主役 桜」という本は桜の木のことがわかる一冊です。 ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種だそうです。 そしてクローンだと…

スイミー✖️チロルチョコ🍫

ファミマ限定のスイミー✖️チロルチョコがあるのを知って、ちかくのファミマに行ってきました。 スイミー ちいさな かしこい さかなの はなし レオ・レオニ/作 谷川俊太郎/訳 好学社 1969 チロルスイミーは全部で10種類。 絵柄をストーリー順に並べてみま…

「おてんきのあじ」から「くんちゃんとにじ」へ

ソハ・リムさんというアムステルダム在住の韓国の方が描いた絵本。「おてんきのあじ」ってなんだろう?と気になって、図書館でリクエストしていたのがやっと順番が回ってきました。 表紙のうさぎのミロとソナタはつい最近、引っ越してきたばかり。 ソナタは…

ブルーナ絵本展 ーぼりす そらをとぶー

大丸京都店で開催されているブルーナ絵本展にいってきました。 ブルーナさん、実にたくさんの絵本を手掛けられていたのですねぇ。 いわゆるブルーナカラーというのがあって、赤、青、白、緑、黄色が彼の絵本のカラーです。のちにぞうを描くための灰色と、く…

ねことワルツを

フジコ・ヘミングさんが絵を描いてるというので手に取った絵本です。 出版社からの依頼から実に10年の年月を経て出来上がった絵本らしい。(コロナ禍で絵を描く時間ができたとかで、実現したそうです。) フジコさん、絵心も持っておられるんだと思ったら…

水仙月の四日

先日、鴨川沿いにある花壇に3月になってから水仙がやっと咲き出しました。 その水仙を見ていたら、宮沢賢治の「水仙月の四日」を思い出し、やっぱり手元におきたいと思って、黒井健さんの絵のミキハウス版をお取り寄せしました。 黒井健さん版の「水仙月の四…

猫の本 ー藤田嗣治 安藤コレクションよりー

この本は軽井沢安藤美術館編の藤田嗣治の「猫の本」です。 先日、エリザベス・コーツワースの詩に藤田嗣治が猫の絵を描いた「夜と猫」を購入して、藤田嗣治が猫の絵をたくさん描いていることを知りました。(それまで、あの陶器のようなお顔の少女の絵のイメ…

画本 宮沢賢治「やまなし」(追記あり)

久しぶりに「やまなし」を読みたくなって、本棚から取り出しました。 この画本宮沢賢治の「やまなし」は、小林敏也さんの画がとても美しくて、本当に幻燈を見ているような気分になります。水底にいるカニのつぶつぶの泡の流れ、そしてぷくぷくいう音も聞こえ…

「ヨシ」ー3万7千キロをおよいだウミガメのはなし

リチャード・ジョーンズの描いた絵本を追っての第4弾は「ヨシ」という日本の名前をもつアカウミガメの話です。 この話の前半(ヨシが保護されるまで)は、たぶんこうであっただろうというフィクションですが、後半の話は実際にあったお話です。 前に「月の…

風車小屋ねこカッチェ

猫の絵本特集の記事を書く時に、過去のえほんmemoを読んでいたら、詳細は書いてなかったんだけれど「風車小屋ねこカッチェ」を図書館から借りてきたという記述がありました。はて?20年前に借りた記憶、まったく残ってないんだけれど、^-^; でも絵はニコラ…

いろってなあに?

「猫の絵本」特集で、プロベンセン夫妻の「いろいろこねこ」という絵本をご紹介いたしましたが、この「いろってなあに?」も、このお二人が描いた色の絵本です。 (ずいぶんと筆のタッチが違います。初期はこのようなタッチで描かれていたのでしょうかね?)…

「ふくろうくん」から「月のふしぎ」

先日、Instagramでフォローしている方が「ふくろうくん」を取り上げていたので、その流れで私も久しぶりに本棚から取り出してみました。 この本が我が家に来た経緯はわすれたのですが、たぶんどこかのブッククラブで来たのだと思います。(←自分で手に取って…

「やっぱり猫が好き」な絵本 ー絵本の小径からー

やっぱりネコの絵本がすきなの♪ この記事は昔作った「風のなかー絵本の小径ー」というタイトルのHPに載せていたものです。生協のインターネット事業からの撤退に伴い、こちらに記事を移すことにいたしました。まだムスメが幼稚園生だった頃、その当時に読ん…

「こねこのトムのおはなし」から「ひげのサムエルのおはなし」 ーえほんmemoよりー

私の中で2月のテーマになっている「猫の絵本」、今回はピーターラビットの絵本シリーズからです。(1冊は猫とは関係のない本も混じってますが…^-^;) 先日、過去に書いていた「えほんmemo」を読んでいたら、幼稚園の頃のムスメに「こねこのトムのおはなし」…

ルリユールおじさん

久しぶりに本棚から出してきました。 いせひでこさんの「ルリユールおじさん」です。 過去のえほんmemoを見ると、買った当時の感想が出てきました。 久しぶりに絵本を買いました。いせひでこさんの新作です。ページをめくると、パリの香りがします。「RELIEU…

ねことことり

表紙には、花に囲まれて枝を持つ猫さん。 そのとても細密な絵に惹かれて、手に取った1冊です。 本を開くと、まず飛び込んでくるのは「ねことことり」と題がある見開きのページ。まるで、映画のオープニングのようなはじまりです。(風の音にまじって、三輪…

チョコレート屋のねこ

今月、私の中でテーマにしている猫とチョコレートの絵本です。 その名も「チョコレート屋のねこ」。まさにぴったりな絵本、^-^ 山と海に挟まれた小さな村に、小さなチョコレート屋がありました。チョコレート屋のおじいさんは猫と暮らしていました。村はこれ…

「キャッツ ーボス猫・グロウルタイガー絶体絶命ー」と「魔術師キャッツ」

2月は猫の本が読みたくなります。 そんなわけで、長らく本棚に仕舞い込んでいたル・カインの「キャッツ」と「魔術師キャッツ」を棚から取り出してきました。 この2冊はT.S. エリオットが書いた猫の詩にル・カインが絵を描いた絵本です。 そう、この絵本はミ…

ガラスのなかのくじら

「キツネのはじめてのふゆ」「山はしっている」に続いて、リチャード・ジョーンズの絵本を追って、この本を借りました。 ガラスのなかのくじらのウェンズデーはガラスのなか、つまり水槽にすんでいて、この中しか知りません。 でも、ある日、遠くの遠くに、…

ひと粒のチョコレートに

先日、恵文社で、junaida さんサイン入りの「ひと粒のチョコレートに」を手に入れました。 もともとこの本は福音館書店の「たくさんのふしぎ」のペーパーバックだった本です。でも、「たくさんのふしぎ」のハードカバーという形ではなく、あらたな絵本として…

北をめざして ー動物たちの大旅行ー

北極は冬の間は真っ暗で極寒の地です。 その地に住んでいるのは、ホッキョクグマやホッキョクギツネなど、ごくわずかな動物だけです。 ですが、春になると大地も海も生命であふれていきます。 それを求めて、動物たちの大旅行がはじまります。 コククジラは…

ティーカップ

"あるところに、ふるさとでくらせなくなった男の子がいました。 生きていけるところを、あらたにさがさなくてはなりません。 男の子のカバンのなかには、1さつの本と、1本のビンと、 1まいのもうふが、はいっていました。 それに男の子はティーカップもひ…

みずたまレンズ

本日、2本目の投稿です。 雨の日にはついつい、みずたまレンズを探してしまいます。 昨日も雨の中、靴がすっかりぬれてしまっているけれど、 白梅のところにとどまって、みずたまの写真を撮りました。 そして、こんな日は必ず今森光彦さんの「みずたまレン…

山はしっている

先日借りた「キツネのはじめてのふゆ」を描いたイラストレーター、リチャード・ジョーンズ氏の絵本をもう1冊借りてきました。 山はしっている 作者:リビー・ウォルデン 鈴木出版 Amazon 山はしっている リビー・ウォルデン/作 リチャード・ジョーンズ/絵 …

春の足音ー絵本の小径からー

土の中から、ほらっ、つんと小さな芽が出てきた。 風のなかにも、ふと優しい空気・・・ そぉっと、そぉっと、春は近づいてくる。 この記事は昔作った「風のなかー絵本の小径ー」というタイトルのHPに載せていたものです。生協のインターネット事業からの撤退…