ひと粒のチョコレートに

 先日、恵文社で、junaida さんサイン入りの「ひと粒のチョコレートに」を手に入れました。

もともとこの本は福音館書店の「たくさんのふしぎ」のペーパーバックだった本です。でも、「たくさんのふしぎ」のハードカバーという形ではなく、あらたな絵本として出版されました。(お値段もその分お高い。これはほとんどカバーのデザインのせいだと思う、笑)

本のカバーがね、もうチョコレートの包み紙になっているんですよ、それも破れてる体裁で、笑。(カバーのデザイン凝ってるわ。これは図書館で借りてきても、コーティングしてあるから、この工夫がわからないわ、きっと。)

そのあたりの工夫は、やっぱりjunaidaさんだからなのでしょうね。^-^

さて、本のなかみですが、チョコレートのことがとってもよくわかるお話になっています。

うん、チョコレートの原材料がカカオってことは知っているけれど、でも実際、カカオがどうやってチョコレートになるのか?

それはこの本を読むまで、私も知りませんでした。そして、ちょっと頭が混乱しています。(カカオマスとカカオの油は違うものなのね…とか、その辺りを理解するのに、ページを行ったり来たりしました、^-^;)

そしてチョコレートがおいしくなるには、作る工程で温度がとても大切なこともわかりました。これをあやまると、違う結晶になってしまうんだそうです。(結晶はなんと6種類もあるそうです)

だから、きっと手作りチョコレートがおいしくできるかどうかは、この温度管理にかかっているんですね。(テンパリングという技術らしい)

いや、こんな繊細な作業、私には無理なのでお店で買ってきます。^-^;

(子どもたちが昔、家で集まって作ってたけれど、果たしてあの時、ちゃんと温度管理できてたんだろうか?笑)

そして、カカオの産地によっても、香りやお味が違うそうですよ。

そういえば昔、ガーナチョコレートって商品がありましたね。(ん?今もあるみたいですね。)

この本によると、ガーナのカカオを苦味が強いが酸味は弱く、強い香りなんだそうです。他にもエクアドルとかベネゼエラとかインドネシアとか、それぞれ味と香りに特徴があるようです。

 

知っているようで知らないチョコレートのお話。

バレンタインの前に是非♪

ひと粒のチョコレートに 佐藤清隆/作 junaida/絵 福音館書店 

2021年4月1日発行 2023年10月5日 第1刷