はくぶつかんのよる

ひとつ前の記事にあげた「あおのじかん」の作者、イザベル・シムレールの絵本をもう1冊。

 

今回はまもなく夜が訪れる誰もいなくなった博物館が舞台です。

化石や貝がらのおかれた部屋では何ひとつぴくりとも動きません。

(でもワニや三葉虫の化石はいまにも動きそう、^-^;)

そして次のページには虫たちがぎっしり。

その中で、チョウたちがこきざみに羽をふるわせはじめたと思ったら…

黄色いチョウがいっぴき、広々とした廊下へと飛び出して行きました。

他のチョウたちもいつのまにか飛びまわり、チョウたちははくせいの部屋で呼びかけます、「さあ、はやく おきて!」と…。

やがてどの生き物も目を覚まし…それからの博物館は大騒ぎ!

さて、いったい、どんなことが繰り広げられたのでしょう? 

それは読んでのお楽しみに。^-^

うちのコはぱらぱらっとページをめくって、きりんの姿に

「あー、きりんってこういう姿で水飲むよねぇ」とひとこと。

いろんな動物たちの生態もちらっと垣間見ることができます。(動物園じゃなくて、博物館だけど、笑)

夜の博物館って、なんだかワクワクしますよねぇ。^-^

夜の博物館ツアーがあったら行ってみたいです。^_^

 

はくぶつかんのよる イザベル・シムレール/文・絵 石津ちひろ/訳 岩波書店 2017

 

さて、最後に見返しをよくみると、

「この絵本は、フランスのリヨンに実際にある、コンフリュアンス博物館が舞台になっています。」と小さく書いてありました。

というわけで、コンフリュアンス博物館の公式Instagramから。

www.instagram.com

まるで、この絵本に出てくるチョウたちのようです。

あ、このチョウたちを見本に描いているのだから当たり前か、^-^;

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

musée des Confluences(@musee_des_confluences)がシェアした投稿

 

写真を見て、絵本の絵がとても細密なことをあらためて感じました。^_^

 

(おまけ)

そういえば、リサガスに博物館の話があったなぁと思い出しました。

あれもこのコンフリュアンス博物館が舞台だったのかしらんね?

リサとガスパールのはくぶつかん アン・グットマン/文 ゲオルグ・ハレンスレーベン/絵 石津ちひろ/訳 ブロンズ新社