昔、スキーをしていた頃、リフトに乗っていたら、下の雪面に何かの動物の足跡がてんてんと付いているのを見たことがあります。雪の山で生活している動物がいるのだなと感じたひとコマでした。
この本ではスキーをはいたお父さんと女の子が森にでかけ、ゆきのうえで、アカリスのしっぽを見つけ、それがすきまに消えたことで、ゆきのしたに行ったことを知ります。
そこで女の子は雪の下にはいろんな生き物が生きていることを知るのでした。
絵本の作者のあとがきによると、お父さんが女の子に言った「雪のしたには、まったく別の、ひみつの世界があってね」というのは本当のことで、これを「サブニヴィーン・ゾーン(積雪下空間)」と呼ぶのだそうです。
そしてその空間は外気温が下がっても、雪が断熱材のような役割をしてその空間はいつも0度前後に保たれているそうです。
雪の上で生活している生き物もいれば、この雪の下で冬を過ごしている生き物たちもいる…そんなことが知れる絵本でした。
ゆきのうえ ゆきのした ケイト・メスナー/文 クリストファー・サイラス・ニール/絵 小梨 直/訳 福音館書店 2013
ところで、このケイト・メスナーとクリストファー・サイラス・ニールコンビの絵本は実は色々なシリーズ(英語版です)が出ています。(6冊かな?たぶん)
↓これが最新刊のようです。
日本語版ももう1冊出ていました。↓
こちらは春になったら読んでいみたいです。^-^