11月になりました。
世間はぼちぼちとクリスマスの準備をはじめているようです…。
こちらでもぼちぼちクリスマスの絵本のご紹介をしていこうと思います。
ここでは我が家の本棚にあるクリスマスの本をご紹介しています。クリスマスの本は多いので、テーマ別に編集しています。まずは「クリスマスソング」の絵本から…。
「クリスマス」という響きを聞いただけで、
心がなんだかワクワクします。
お部屋にツリーを出して、
玄関にリースを飾ったら、
さぁて、暖かいココアでも飲みながら、
クリスマスのお話を読みましょうか・・・
それとも、
クリスマス・ソングを歌おうかな・・・♪
■クリスマスソング・ブック THE CHRISTMAS SONG BOOK
児島なおみ・作 リブロポート 1985
☆我が家にあるのはリブロポート版ですが、その後「偕成社」(1999年初版)から出ていました。
赤い装丁が目を引く、題名のとおり「クリスマスソング」が16曲、おさめられている絵本です。
「もろびと こぞりて」などの賛美歌や、「もみの木」「サンタがまちにやってくる」などのおなじみの曲、そして娘の大好きな「あわてんぼうのサンタクロース」も入っています♪・・・そして、この本の最後を飾る歌は「きよしこのよる」♪
日本語の訳詞と、英語の歌とどちらも載っています。そして、添えられている児島なおみさんのイラストが、かわいいクリスマスオーナメントのようで、とっても素敵な楽譜絵本なのでした。クリスマスソング・ブック2も出ていました♪(2001/11/24)
(追記)
↑今は品切れのようですので、図書館にて探してみてください。(2023.10)
■サイレントナイト クリスマスソングブック
ベリンダ・ドウンズ・刺繍 評論社 1995
Silent Night Carols for Christmas with embroideries by Belinda Downes
12のクリスマス・キャロルがおさめられた絵本です。左のページに楽譜、そして右のページには、その歌をテーマにしたベリンダ・ドウンズの美しい刺繍!この刺繍があまりにも素敵で、どのページも額に入れて飾っておきたいぐらいです。
「きよしこのよる」は、上記の「クリスマスソング・ブック」よりも優しく編曲してありますので、ピアノを少し習った程度の私にも弾きやすいのが、嬉しいです。この1冊で、おごそかなクリスマスの気分をどうぞ♪
(2001/11/24)
(追記)
この絵本は2023年11月現在、入手可能です。
久しぶりにこの本をひらいたら、ムスメの中高のクリスマスページェントを思い出して、懐かしい気持ちになりました。(2023.11)
■クリスマスの12にち
エミリー・ボーラム・絵 わしづ なつえ・訳 福音館書店 1999
THE TWELVE DAYS OF CHRISTMAS - A Song Rebus illustrated by Emily Bolam
この歌は、クリスマスソングとして、またマザーグースの積み重ねの歌として、英語圏の国々ではとても親しまれている歌です。イギリスでは11世紀ごろから、12月の26日から1月6日まで、クリスマス期間が続くようになったそうです。そして最後の1月5日から6日にかけての「12夜」には、お祭り騒ぎのパーティーが開かれ、その中のゲームのひとつと伝えられてきた記憶ゲームが「クリスマスの12にち」だったそうです。
さて、だんだんと積み重ねられていく数え歌、最後まで間違えずに歌えるようになるかな?!(実は私はなかなかおぼえられないんですが、娘の方がちゃんと覚えているんです・・・う~ん、悔しい!)この本の巻末にCDと楽譜がついていますので、「わしづなつえ」さんの訳による、とっても楽しい「クリスマスの12にち」を歌ってみてくださいね♪(娘がすっかりこの歌を気に入って、このところ、我が家のクリスマス・テーマソングになっています。)(2001/11/24)
(追記)
絶版になっています。図書館にて探してみてください。(2023.10)
この「クリスマスの12日」はとても楽しい歌です。
ムスメが小学生の頃は、図書ボランティアで
クリスマスシーズン、子ども達のまえでこの歌を歌って楽しんだものです。
だんだん数が増えていくので早口モードになるから
子どもたちにも大ウケでした。
なんとかこの本、復刊しないかな?
(楽譜ページがあるから、CDなしでいいと思うんだけど)(2023.10)
■クリスマスの12にち
ブライアン・ワイルドスミス・絵 石坂浩二・訳 講談社 1997
The Twelve Days of Christmas by Brian Wildsmith Oxford University Press 1972
上と同じ「クリスマスの12にち」の歌に、色の魔術師と言われるワイルドスミス氏が描いた絵本です。
去年(2000年)、JR京都駅前ビルの美術館「えき」でワイルドスミス展がありました。そのときにこの絵本の原画を見ることが出来て、その美しさと絵の楽しさに、うっとりとなりました。一日ずつ歌に合わせながら、絵を順番に飾っていきたくなります♪
ところで「Three French hens」のページの絵なんですが、3羽のにわとりがフランスの国旗の色になっていて、なんだか新しい発見をしたような気分になりました。(それであらためて、↑のエミリー・ポーラムの絵を見直してみると、1羽のにわとりの色が、なんとなくフランス国旗色になっているのを発見。こんなふうに「絵」の中の歌の解釈を見比べるのも、なかなかおもしろいです。) (2001/11/24)
(追記)
↑日本版は絶版のようですので、ご興味ある方は図書館でお探しくださいね。(2023.11)
洋書は日本語版と表紙が違いますが、中身の絵は同じです。
(Amazonのサイトで中を確認しました。2023.11)
■クリスマスの12にち
Robert Sabuda・作 LITTLE SIMON 1997
The12 Days of Christmas Anniversary Edition
「クリスマスの12にち」のPOP UP絵本です。書店の洋書コーナーにあるのを見つけて、一目ぼれ!
サブダ氏によるPOP UPの世界・・・これはもう、紙で作り出す最高の芸術品です♪
白い鳥たちが、プレゼントの赤いリボンをほどこうとしている表紙・・・なんだかこれだけで、ワクワクしてきます。そして、期待に胸をふくらませて本をひらくと・・・きっと、だれしもが思わず「わぁ~♪」と感嘆の声をあげてしまうことでしょう!・・・ページをめくるたびに、まるで手品を見ているかのように、それはそれは素敵な紙の芸術が繰り広げられていて、本当にうっとりとしてしまいます。
この本は今年のクリスマスの贈り物として、娘に渡す予定なので、実はまだこっそり、私だけ楽しんで見ているんです、うふふっ。娘がこの本を開いたときの顔が、今から楽しみです♪
子どもだけでなく、大人の方への素敵なクリスマスプレゼントになる1冊です。(2001/11/26)
(追記)
↑洋書の新版。
我が家にあるのは旧版なので最後のページは光らないけど。
日本語版はこちら
我が家にある表紙と同じなのでこれは旧版を日本版にしていると思われます。
→旧版と新版、たしか最終ページが違うだけです(2023.10)
※クリスマスソングの絵本で現在も手に入るのは評論社のベリンダ・ドウンズのものと、ロバート・サブダの仕掛け絵本(日本語版)だけのようですね。
何か新しい「クリスマスの12にち」の絵本がないか探してみましたが、見つかりませんでした。
「クリスマスの12日」は本当に楽しい歌なんだけれどなぁ…。(2023.11)