チョコレート屋のねこ

今月、私の中でテーマにしている猫とチョコレートの絵本です。

その名も「チョコレート屋のねこ」。まさにぴったりな絵本、^-^

 

山と海に挟まれた小さな村に、小さなチョコレート屋がありました。チョコレート屋のおじいさんは猫と暮らしていました。村はこれといった名物もなく、たいくつな村で、チョコレート屋もお客はめったにきませんでした。

ある日、おじいさんはふと思いついて、チョコレートでねずみを作ってみました。ピンクのしっぽのねずみです。

猫はちょっぴりしっぽをかじってみて、これはだれかに食べてもらわなくちゃと思いたち、ねずみのチョコレートを持って、村の八百屋さんへと向かいました。そして、チョコレートのねずみを食べた八百屋のおじさんは面白いことを考えついて…!

 

これはこのちいさな村とおじいさんの再生の物語です。

チョコレートのねずみにはきっと魔法がかかっていたのかもしれません。^-^

 

アン・モティーマーの猫の絵は、いつも毛並みの美しい猫ちゃんですが、今回はちょっとふてぶてしい、ぶさかわな猫ちゃんでした。^-^;

そして巻末にはチョコレートの話が載っています。

あ、そこには、猫にチョコレートねずみは食べさせないでねと書いています。^-^;

 

チョコレート屋のねこ スー・ステイトン/文 アン・モーティマー/絵 中川千尋/訳 ほるぷ出版 2013

The Chocolate Cat by Sue Stainton, illustrated by Anne Mortimer 2007 HarperCollins Children's Books