先日、丸善に頼んでいた「たくさんのふしぎ」のバックナンバーが届いたというので、取りに行きました。
受け取ったのは9月号の 「植物」をやめた植物たち です。
↑なんだか、お面のように見えるのは私だけ? ^-^;
以前購入した「日経サイエンス2023年07月号」のテーマが「植物愛!」で、その中に「光合成はもうやめた」という記事があったのですが、このたくさんのふしぎの表紙を見た時に、「あ!あのときの!」と思ったのでした。
で、このたくさんのふしぎ9月号を書かれている方を見たら、やっぱりあの記事を書いた方、末次健司さんでした。
それにしても「植物」をやめた植物って、んんん?いったい何者?って感じですよね。
うちのコは光合成をやめたって時点で、それ、もはや植物と言えるの?と疑問を呈していましたが、^-^;
で、光合成をやめた植物というのは、一応、進化系なんだそうです。
それまでの植物は菌類と共生していたそうですが、
この光合成をしない「植物」をやめた植物たちは菌類から一方的に搾取するようです。
なので光合成をやめた植物は「菌従属栄養植物」という名前がついているのだとか。
あと、光合成する必要がないのであまり地上に姿を見せなかったりするらしく、
まだまだ新種があるかもしれないらしいです。
というわけで、この植物たち、まだまだ研究の余地がある分野ってことですね。
もしかしたらこの本を読んで、「らんまん」の万太郎のように
「菌従属栄養植物」に興味を持って、研究する子も出てくるかもしれませんね?
「植物」をやめた植物たち、写真で見るとカラフルで美しいものもあります。
世の中知らないことはまだまだいっぱいあるなぁと思う「たくさんのふしぎ」でした。
「光合成はもうやめた」の記事が載っていたのはこちらの日経サイエンス
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2024.3,1追記 「ムジナノショクダイ属ムジナノショクダイ」という新種が鹿児島で発見されたそうだ。国内の植物で発見と同時に属が新設されるのは94年ぶりだそう。