1946年に出たとてもクラシカルな絵本です。
(日本での初版は2012年)
どこかで見かけたことのある絵柄だなと思って奥付をみたら、我が家にある児童書「くまのデディ・ロビンソン」を書いた人でした。
あ、一般的に知られているのはジブリの映画で有名になった「思い出のマーニー」の方かも。
この本は FOR DEBORAH GALE ROBINSON とあるように、ご自分の娘さんのデボラちゃんのために書かれたようです。
クリスマスのはじまりからはじまって、クリスマスのおわりまで書かれています。
クリスマスの物語もロビンソンが語ると、お母さん目線で語られます。
それがとても優しくあたたかい感じがするのです。
さて、もくじを見ていると、いろんな絵本を読んである程度海外のクリスマス事情に詳しくなったと思っている私でも、知らないことがありました、^-^;
たとえば「クリスマスクリブ」とか「ボクシングデイ」とか。
いずれもあまり日本ではなじみのないものです。
(特にボクシングデイは日本ではまず考えられない風習です。)
そして、この本のサンタさんは赤い服を着ていました。
1946年にはすでにサンタさんの赤い服は定着していたんですね。
(サンタさんが赤い服を着ている理由に関しては、The night before Christmas の記事で説明しています)
クリスマスの絵本特集の「クリスマスソング」の中でクリスマスの12日という歌を紹介していますが、それは三賢者たちが星の導きがあってから12日後にやっとイエスのもとに辿り着いたからなんです。
色々とクリスマスのことがわかるこの本、
とても可愛らしい子どもたちや天使の絵に大人も癒されます。
クリスマスってなあに?
ジョージ•G•ロビンソン/文・絵 こみやゆう/訳 岩波書店 2012
MY BOOK ABOUT CHRISTMAS Text and Illustrations by Joan G. Robinson Copy right by Joan Gale Thomas 1946
ジョーン・ G・ロビンソンの本